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市高生の図書案内 国語科推薦図書
32期生 35期生

一葉   鳥越 碧   講談社
 五千円札の顔の人物、樋口一葉の生涯を描いた小説。本名は樋口夏子。両親、姉、二人の兄そして妹の七人という家族構成。旧武士を名乗る裕福な家庭に生まれたが、明治という時代に流され、次第に生活が苦しくなっていく。将来を心配した長兄は家出をし、"家"を立て直そうと職探しをするが、上手く行かずやがて無理がたたり助かる見込みの無い肺病で没する。家を捨てた次兄に代わり"戸主"という重荷を十七歳の夏子が背負うこととなる。父もなんとか樋口の家を守ろうと試みるがやはり病に倒れ、帰らぬ人となる。母と妹をかかえ、質通いと借金に追われる生活の中、夏子が通う和歌塾の同人が女性ながら小説を発表したという話を聞き、小説家になる決心を固くする。一方、小説の基本を教わった師に恋心を抱いて、現状と感情の間で苦悩する。ようやく夏子の小説"たけくらべ"や"にごりえ"が評価され小説家としての第一歩を踏み出した矢先、二十四歳という若さで死の床に就く。残り少ない時間を意識し、朦朧とする中、自作の小説の登場人物と語り合う場面が印象的だった。苦しい中でも重荷を投げ出さず精一杯生きた、それが"自分"なんだと語る場面だ。大きく変動する時代に翻弄され非難されても、自分を確信し貫いた一葉に感動した。


ハッピーバースデー 命かがやくとき瞬間  青木和雄 画・加藤美紀
 これは私が小学校5年か6年生のときに読んだ、青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選ばれた本です。この本には幼い少女の崩壊しかけた心が強くたくましくなっていく様子が表されています。
 この本の主人公「あすか」は出来の良い兄「直人」とは違い、特に優れた才能などは持っていませんでした。それが母親からの「存在の否定」という精神的虐待につながってしまったのです。それがあすかの心を深く傷つけ、声が出なくなってしまいました。そんなあすかの様子を見た兄は今までずっとあすかの事をののしっていた事をすごく後悔して、心の傷を癒してあげようと田舎の祖父母の家に行く事を勧めました。そして祖父母と出会ったあすかは初めて心の温かさと感じました。祖父母の家の周りにはたくさんの自然がありました。そんな恵まれた環境の中であすかの心は徐々に回復していき、ついに声が出せるようになったのです。すっかり元気になったあすかは都会に戻った後も自分の人生を生き、辛い状況も乗り越えて明るく元気な少女へと変わっていきました。そんなあすかを見た母親は、問題は自分の心の中にあったということに気付きカウンセリングを受ける事にしました。そして話の最後では家族や親戚のみんなであすかの誕生日を祝いました。
  「ハッピーバースデー、あすか。生まれてきてよかったね。」
 わたしはこの本で生きることの大切さを学んだような気がしました。


頭がいい人、悪い人の話し方  樋口裕一   PHP新書
 まず、この本では、タイトルにもあるように頭がいい人の話し方と悪い人の話し方を、著者自身の実体験や著者が尊敬する知的な人々や、愚かな話し方をする人々をモデルとして利用し書かれている。内容は、僕たち高校生が読むのには少し早いかもしれない。なぜなら、会社の上司についてや同僚や後輩などといった社会人と接する時の話がメインになっているからだ。しかし、僕は、会社の上司であれば部活の先輩。また、後輩であれば中学時代の後輩などに例えて読んだ。なので自分の立場から考えて読めば、おもしろいし、役立つので社会人でない人はその読み方をお勧めしたい。
 そしてこの本を読んで、いくら話しが下手であっても、意識を高く持てば、少し訓練するだけで、愚かでない話をする事が出来るという事を教えてくれます。知的な人間になりたいと思っている人は、是非一度読んでみて下さい


六番目の小夜子   恩田 陸 新潮社新潮文庫ファンタジーノベル・シリーズ
 新潮社主催の第3回ファンタジーノベル大賞応募作。最終候補作にまで残ったものの惜しくも選に漏れてしまいましたが、後に加筆改稿されて、新潮文庫のファンタジーノベル・シリーズの一作として出版されました。(現在、ファンタジーノベル・シリーズは消滅しているため、私が読んだ物は絶版となっている物です)
 舞台はある地方の進学校。そこに伝わる奇妙なゲームこそがこの物語の主軸となります。三年に一度、学園祭で行われるそのゲームは、学校の運命を占えるといわれていました。ゲームは一人の生徒によって行われます。その生徒は『サヨコ』と呼ばれ、毎年卒業生から三年生へと受け継がれる鍵がその年の『サヨコ』を決定します。そうして『サヨコ』は十数年間秘密裡に受け継がれていました。そして、六番目の『サヨコ』の年、一人の転校生がやってきます。名前は津村沙世子。それは、不慮の事故死を遂げた二番目の『サヨコ』と同じ名前でした。美しく謎めいた彼女を中心として徐々に解き明かされていく『サヨコ』の真実。そして迎えた文化祭、出し物は≪六番目の小夜子≫。そこで起こる恐怖と不思議な体験。
 一読するとミステリーとホラーに重きが置かれているように思われますが、端々に垣間見える青春の一頁も見所の一つだと思います。
 ちなみに「六番目の小夜子」は、同氏の作品「図書室の海」と繋がっているそうです。「図書室の海」は外伝的な作品らしいですが、「六番目の小夜子」で語りきれなかった部分があると思われます。(私は読んでないのではっきりとは言えません)


三毛猫ホームズの推理 赤川次郎 角川文庫
 三毛猫ホームズの推理という本は、推理小説でホームズシリーズ初めての文庫版です。まず、登場人物は、この本題名の通り三毛猫ホームズが登場します。ホームズは、第1作では、ある大学の文学部長のペットとして登場しますが、第2作以降から、ホームズシリーズの主人公である片山家の一員となっています。その主人公の片山は、血を見るのは大嫌いで、アルコールもダメ、さらに女性恐怖症の独身男性刑事です。そんな片山がこの猫に出会ったきっかけは、ある女子大の生徒が何者かによって、殺害されたことで、捜査一課長の友人である文学部長が事件のことで出会った。その女子大で、密室殺人や女子大生連続殺人事件と片山とホームズのまわりには事件がいっぱいです。しかし、そんな中で片山はある女子大生に恋をしてしまう。そして、犯人が・・・。片山とホームズが活躍するとても楽しい本です。


世界の中心で愛をさけぶ 片山恭一 小学館
 主人公は、朔太郎という名前の高校2年生。朔太郎の彼女のアキが死んだあとの話から始まる。アキが生きていたころの思い出が思い出されるように、2人の出会い、デート、無人島で2人だけの旅、アキの白血病の発病、入院、修学旅行で行けなかったオーストラリアへ行くために病院からの脱出、そして、アキの死というストーリーが続く。アキが死んでからも朔太郎は十数年間アキの遺骨の灰を小さいビンに入れて持っていた。その灰をアキと過ごした学校の校庭に撒き、アキの死の大きさを感じる。


LAST KISS   佐藤 ケイ  電撃文庫
 主人公の井崎智弘の主観で進んでいくお話。 妹の由香は幼い頃から重い病気を持ち、長期入院少女。 智弘は無口な人が苦手。その苦手にぴったりと当てはまる由香。智弘は自然と妹を避け続けていた。 由香が中学2年生の年の夏休みに退院。しかし両親は田舎に帰っていて不在。しばらくの間、妹の世話をしなければならなくなった智弘。嫌々ながら由香にとって久しぶりの「外」へ、色々なところに連れて行くはめに。一方由香は、「兄に嫌われている」と更に無口に輪をかける。 帰ってきた父親から衝撃的事実!! え?!再入院?! 由香が書く日記に込められた2つの思い。・・・・いったいどうなる夏休み?!!


妊娠カレンダー 小川洋子 文藝春秋
 「わたしが今、自分の頭の中で赤ん坊を認識するのに使っているキーワードは『染色体』だ。『染色体』としてなら、赤ん坊の形を意識することができる。」
 みなさんは、妊娠と聞いてどのようなことを思い浮かべるだろうか、この物語では、妊娠は新しい生命・家族の誕生という祝祭的なものではない。作中では、主人公の姉が妊娠をするのだが、姉は元々神経症的な人物でそれが妊娠というできごとで拍車がかかってしまっている。
「グラタンのホワイトソースって、内臓の消化液みたいだと思わない?」
「においがどんなに恐ろしいものかわかる?逃げられないのよ。容赦なくどんどんわたしを犯しにくるの。においのない場所へ行きたい。病院の無菌室みたいな所。そこで内臓を全部引っ張り出して、つるつるになるまで真水で洗い流すの。」
「枇杷のシャーベットが食べたいの、わたしの中の妊娠が求めているのだからどうしょうもないわ。」
 それに対して妹である主人公は、姉の理不尽な要求に反抗もせず、素直に従う。それは優しさとも言えるだろう。姉の夫も同じである。だが、妹の視線はいたって傍観者的だ。いつだって姉や義兄が妊娠に振り回される様を冷静に眺めている。そして優しいはずの妹は、胎児の染色体を破壊する恐れのある農薬が散布されたグレープフルーツでジャムを作る。その行為だって姉が望んだものを素直に与えているだけであり、彼女の優しさともいえるだろう。この作品は、ただ単に姉妹の異常さを表現しようとしたわけではない、姉の出産までの日常を淡々と描くことで、日常のなかに潜む残酷さを浮き彫りにした作品であるといえよう。


ハリーポッターと不死鳥の騎士団   J.K.ローリング   静山社
 ハリーポッターの本を読んだ人はたくさんいると思いますが、私はこの本を紹介したいと思います。この本はハリーポッターシリーズの5冊目の話です。毎回ハリーポッターの話の始まりは夏休み。ハリーが大嫌いな叔父さんの家で過ごすところから始まります。
 ハリーにはマグル(非魔法使い)の従兄弟がいます。本当ならマグルの世界には魔法界だけにいる生き物はいないはずなのですが何故か現れハリーの従兄弟を襲ったのです。従兄弟を守る為、ハリーは魔法を使ってしまい、その為にハリーは裁判まで受けることになったのです。 ハリーが通う"ホグワーツ魔法学校"についてからも新しく来た先生のせいで学校でも問題がいろいろ起こったり、今回も例のあの人≠ニ対決するのですが、また一人ハリーの仲間が死んでします。
 この話を読んで私の周りでは何人もの人が涙を流しています。まだこの話を読んでない人、ハリーポッターの本を一度も読んだことがない人も是非、この本を読んでみて下さい。そしたらきっとあなたもハリーポッターのファンになりますよ!!


二十四の瞳 壷井栄 新潮文庫
 昭和初年、師範学校を卒業した大石先生という若い女の先生が小豆島学校に赴任してきます。洋服を着て自転車に乗って登校する先生を生徒や村の人々は批判しますがだんだんと認められ大石先生が受け持つ組の12人の生徒たちからも厚い信頼を得るようになります。先生と子供たちは共に成長し楽しい日々を送りますが戦争により、子供たちの運命が大きく変わってしまいます。
 私がとても印象に残った事は、ある日先生がけがをして学校を何日も休んだ時、生徒たちは親に内緒で学校から8キロ離れた先生の家までお見舞いに行くところです。1年生の足では8キロは遠く、途中で泣き出してしまう子もいますが途中で運良く先生に会います。そして記念に一本松の前で写真を撮ります。私は生徒たちの先生に対する思いの強さに驚きました。
 終戦後、生徒たちは大人になり、それぞれの家庭を持つようになたころ、一度学校を辞めた大石先生がまた学校に戻ってくることになったので、生徒たちは歓迎会を開きます。かつて一本松の前で撮った写真を見ているとき、失明した磯吉がこれは誰、あれは誰と写真を指でおさえて見せますが少しずつずれた所をさしています。先生がそれを見て明るい声であいづちをうつ場面は本当に感動しました。
 作者は先生や子供たちのちょっとした行動など、何気ないところで戦争を批判している事が分かります。この話を読んで戦争とは何かという事を深く考えさせられるので多くの人に読んでもらいたいと思いました。


天使になった男  ジョー・タイ 桜田直美/訳  Discover
 己の夢を叶えて早10年のポール。だが、物事が上手く進んできたわけではなかった。そして今、断崖の上に立ち、鮮やかな夕日を目の前にし自らの命を絶とうとしていた。 その瞬間、レイフという名の男が突然現れた。そしてレイフはポールを連れ、今日という一日に再び触れていく。レイフがポールに伝えたかった事とは・・・?
 『本当の奇跡』とは何なのか。人々の中に生まれる『恐怖』とは一体何なのか。 一冊の本から聞こえる、ひとつひとつの言葉が心の奥底に染みていく。いくつもの勇気が湧いてくる。きっと何かを・・人生を変えてくれる。そんな、踏みだす力のくれる涙の一冊。
−あなたは『恐怖』に勝っていますか?立ち向かう『勇気』を持っていますか?−   □■「勇気と目標達成の20の原則」を伝えるアメリカのベストセラー、翻訳書。□■


ふたり 赤川次郎 新潮文庫
 2人の姉妹の青春ファンタジーを書いた本。妹(実加)がいつも頼りきっていた姉(千津子)は、事故のため高校2年生までしか生きられなかった。死んだはずの姉の声が、突然、妹の頭の中に聞こえてきた時から2人の奇妙な共同生活が始まる。私にも姉がいるから、この不思議な現象への戸惑いや、なくなったはずの姉の存在を近くに感じられる嬉しさなど、実加の気持ちに共感できる部分がたくさんあった。そして今まで姉に頼っていた実加が、少しずつ成長していくところに感動した。先が気になってすらすら読めてしまう面白い本です。


たったひとつのたからもの    加藤 浩美     文藝春秋                    
 「人の幸せは、人生の長さではない」私はこの本を読んで本当にそうだなあと思いました。生後一ヶ月で重度な心臓障害、ダウン症、そして一年という命の短さを宣告された秋雪君。しかし、いろんな人の支えがあって秋雪君は六年も生きることができました。にっこり笑いかけてくれた時や初めて一人で立てた時など、どんなに小さな出来事でもみんなで喜んでいて、とても、愛情が感じられました。秋雪君の六年という短い命は、一日一日がとても充実していて、本当に幸せだったんじゃないかなあと思います。この本は、一番大切なものはなんだろう。とか、幸せってなんだろう。とか、とても大切なことを考えさせられた本でした。
 私は、世界中の人々が秋雪君のように一日一日を大切に、充実させて生きていけたら最高だと思います。そして私も毎日の生活を楽しんで、本当に幸せな日々を送っていきたいです。


"It"(それ)と呼ばれた子 デイヴ・ペルザー    ヴィレッジブックス /ソニー・マガジンズ 
 この話は著者のデイヴ・ペルザーが実際に受けた虐待の話です。彼は実の母親にひどい虐待を受けました。それはとても言葉では表しきれません。生きているのが不思議なくらいです。12歳で里親に引き取られても様々な困難にあい、いつも普通の生活がしたいと思って生きていました。いろんな事を乗り越えて大人になって彼は自立し、今は講演家・作家として虐待問題に立ち向かっているそうです。わたしはこの本を読んで、虐待を受ける苦しさや悲しみを深く感じました。でも、今現在虐待は消えていません。虐待をなくすために、もっと一人一人が虐待について知ってもらわないといけないと思うので、たくさんの人にこの本を読んで欲しいです。

Good Luck    アレックス・ロビラ フェルナンド・トリアス・デ・ペス共著 ポプラ社
 セントラルパークのベンチで幼なじみのジムと偶然再会したマックスは、 仕事も、財産も、すべてを失い変わり果てた旧友に、 祖父から聞かされた「魅惑の森」の物語を語り始めます。
 それははるか昔、平和すぎる日常に不満を募らせる騎士たちの望みを叶えるために、魔術師マーリンが七日後に生えるという魔法のクローバーを探してくるという課題を彼らに与えます。白い騎士のシド→マックス 、黒い騎士のノット→ジムと見立てて読んでいくと、マックスがどのように幸運をつかみ、ジムはつかめなかったのかに気づくことができます。マックスは、運と幸運は違う物だと言います。シドは魔法のクローバーを見つけるために下ごしらえをして、自ら幸運をつかみに行ったからです。
 この本は読む人によって感じ方が違いますが、それぞれの人生にとってなんらかの糧になると思います。世界中の人がこの本に影響され、現在50か国17言語での出版が決まっています。自分の生きる意味を見つけられない人にぜひ読んでほしいと思います。


Good Luck    アレックス・ロビラ フェルナンド・トリアス・デ・ペス共著 ポプラ社
 この本を選んだきっかけは、なににしようか悩んでる自分に友人が薦めてくれたからという軽いものです。しかしいざ読んでみるとその世界にのめり込んでしまいあっという間に読み終えてしまいました。この作品は長くもなく本があまり好きではない人にも是非読んでもらいたいです。事実、読書嫌いな自分でも一気に読めたので自信を持ってお勧めできます!!
あらすじ:幸運を得た男(マックス)が、幸運を逃したかつての古い友人(ジム)と出会うところから物語りは始まる。
 自分は運に恵まれなかった人生を送ってきたと嘆く友人に、幸運を得た男は、祖父から聞いた「魔法のクローバー」を得ようとした二人の騎士の話をする。
 黒い騎士と白い騎士の話。
 魔法のクローバーを探すように命じられた二人。たった1本のクローバーを探すのにこの森の広さはその希望さえもなくすような広さだった。与えられた期間は7日間。
黒い騎士は何もかも投げ出してしまった。白い騎士は魔法のクローバーが出るような条件・環境にし、最終日を待った。
するとそこに魔法のクローバーが降ってくる。この話を聞いてジムは今までの行いを思い返して、頑張って生きていこうと決意するのです。
 この本は話自体は非常に短く、読み始めてから読み終わるまで2・3時間ほどしか掛かりませんでした。読み終わった後は、「感動した。楽しかった」よりも「読んでよかった」と思えるような内容です。
 最後に著者は「この本を書くのには8時間しか掛からなかった。だが、この本を考えるのには3年もの月日がかかった。」と話しています。この言葉が非常に印象に残っており、"幸運は自然に来るものではなく、自分でつくっていくものだ"と言っているように感じました。
 この本は、なにかに失敗してしまって落ち込んでる人や、目標を見失ってしまった人、迷ってる人には特に読んでもらいたいと思います。
 書店などでクローバーの表紙の本を見つけたら一度手にとって見てください。


天国の青い蝶
 余命わずか数ヶ月の少年がのこりの時間で夢をかなえようと必死に生きるという本当にあった感動の話です。この本は少年の生き方が重要なポイントになっていると思います。数ヶ月の命と言われてあなたは何をしますか?死ぬのが怖くて少しでも長く生きぬこうと安静に暮らしてしまいませんか?わずかな命を短くしてしまうほど危険でも夢を追いかけていく。奇跡を待つのではなく、奇跡を自分の手でつかみとりにいく。そんな少年の力強くすばらしい生き方がこの本には描かれています。長生きしてもたった一つの夢がかなえられない人だっているのに、わずかな時間で自分の夢以上のものをかなえてしまう。努力による奇跡を信じたくなってしまうような作品です。ぜひ読んでみてください。


さくらえび  さくらももこ  新潮文庫
 私は、さくらももこさんのエッセイ本「さくらえび」を紹介します。
 この本には、さくら家、さくらさん自身の面白い体験談が書かれています!!ほのぼのした家族や友人、仕事仲間たちに冷静なつっこみを入れたりしていて、読んでいて笑えます☆★
 中でも、「父ヒロシインタビュー」と「金魚すくい」という話が面白かったです!!あんなに天然な父親は今まで聞いたこともありません!金魚すくいについてあんなに熱く語ってる人も見たことがありません!他にもたくさんの読み応えのある話があります。
 一つ一つの話が短くて読みやすいので、本が苦手な人でも楽しく読めると思います♪飽きないしどんどん読み進められます。人気TVアニメ「ちびまる子ちゃん」を見たことがある人は絶対はまると思うので是非読んでみて下さい。


800 川島誠 角川文庫
 中学生のときから陸上の800メートルランナーだった優等生の広瀬、ひょんなことから市の陸上競技会に借り出され参加した元バスケ部で決して優等生ではない中沢。そんな新・高校一年生の二人が陸上で最も苦しい競技の一つである800メートルで、『TWO LAP RUNNER』として競い合って、青春していく熱血小説。文章構成は広瀬と中沢の二人が交互に語っていくもので、ナレーション的な要素は一切無く非常に斬新。一つ一つの文章における表現はとてもリアルで、800メートルを走る時の人物の心情などが凄く伝わってくる。エンジンがかかると読むのがやめられなくなる一冊。

「ベルナのしっぽ」  郡司 ななえ   角川文庫
 27歳で病気により失明した著者は、子育てをするため、犬嫌いを克服して盲導犬とパートナーを組む決意をします。
訓練所でのベルナ(盲導犬の名前)との出会いに、最初は戸惑いを隠せずにいて訓練もなかなか上手くいきません。
 けれど訓練をしていく中で、2人に絆と言うものが芽生え、盲導犬になる為の最終テストは無事成功して、ベルナは盲導犬として合格します。又、著者と共に生活していて、外に出かけた時に他人からタバコの火を押し付けられたが、吠えもせず逃げもせず、じっと我慢をするベルナとの間に、以前よりも更に強く確かな絆が結ばれて行きます。しかし、家族の大事な一員となったベルナでしたが、歳をとるにつれて老いが深刻になって行き、14歳の時に癌を宣告されて、次第に衰弱して行きます。そして遂にお別れの時が来るのでした。
 これまで盲導犬というものは、単に盲目者の目の代わりとしての道具との認識しか持っていませんでしたが、この本を読みそれは全くの誤りであることに気づかされました。盲目者にとって盲導犬は正に自分と一身同体であり、大事な家族でもあるのです。現在、日本では以前と比べ、大分盲導犬をはじめ各種介護犬への理解が深かまってはいますが、まだまだ本当の意味での人と介護犬等の絆の深さを健常者の人々は認識できていないのではないでしょうか。そんな意味からも、この「ベルナのしっぽ」を多くの人達に紹介したいと思います。


銀の匙   中 勘介
 この物語は主人公である「私」が書斎の小箱から銀の匙を見つけ、母親にねだってもらうところから始まります。 この銀の匙は、産後の肥立が悪かった母親の代わりに「私」を育ててくれた伯母が、幼時は虚弱で臆病だった「私」の小さな口に薬を含ませるために特別に探してきたものでした。 やがて、「私」の一家は、生まれた神田から空気の良い小石川の高台に引越します。そこで、同世代の女の子達と出会い過ごすうちに、「私」は成長していきます。
 明治時代の東京の下町を背景にした、自伝的小説です。


十五少年漂流記 ヴェルヌ 新湖文庫
 ある夏休み、船内最高年齢14歳の子供、ゴートンを乗せた船がふとした事故で大嵐に巻き込まれ、船はとある岸辺に座礁した。「ここがどこで、島か大陸かもわからない、、もし島ならば無人島なのか、人がいるのか、」こんな疑問だらけの土地で15人の少年たちの勇気、思慮、知識、そして好奇心を使って生きるための冒険に満ちた生活が始まる・・・食のための狩り、冬の厳しい寒さ、洞くつに散らばっていた人間の骨、海岸に打ち上げられた謎の7人の男達、生活していく中で明かになっていく事実、その後待ち受ける少年達の未来は・・・・。


李陵 中島敦 新潮文庫
 知識人の宿命、孤独を唱えた作家、中島敦が、漢代に生きた李陵を主人公にした本で、李陵の人生以外にも司馬遷、蘇武等のことが書かれていておもしろい。李陵が漢への忠節を失わない蘇武と漢の敵である匈奴に降服した自身を比べ、一人自己嫌悪に陥る様子は深い感慨を与える。また、話としては李陵が十数倍の敵相手に正に「刀折れ矢尽きる」まで戦うところや司馬遷が並み居る群臣の中でただ一人匈奴に降服した李陵を弁護するところなどを絶妙な筆遣いで、おもしろさを引き立たせている。李陵、蘇武、司馬遷という三人の比較的不遇だった人生を鋭く描いた作品。 
一葉   鳥越 碧   講談社
ハッピーバースデー 命かがやく瞬間(とき)  青木和雄 画・加藤美紀
頭がいい人、悪い人の話し方  樋口裕一   PHP新書
六番目の小夜子   恩田 陸 新潮社新潮文庫ファンタジーノベル・シリーズ
三毛猫ホームズの推理 赤川次郎 角川文庫
世界の中心で愛をさけぶ 片山恭一 小学館
LAST KISS   佐藤 ケイ  電撃文庫
妊娠カレンダー 小川洋子 文藝春秋
ハリーポッターと不死鳥の騎士団・J.K.ローリング   静山社
二十四の瞳 壷井栄 新潮文庫
天使になった男  ジョー・タイ 桜田直美/訳  Discover
ふたり 赤川次郎 新潮文庫
たったひとつのたからもの    加藤 浩美     文藝春秋           
"It"(それ)と呼ばれた子 デイヴ・ペルザー ヴィレッジブックス/ソニー・マガジンズ 
Good Luck    アレックス・ロビラ フェルナンド・トリアス・デ・ペス共著 ポプラ社
天国の青い蝶
さくらえび  さくらももこ  新潮文庫
800 川島誠 角川文庫
「ベルナのしっぽ」  郡司 ななえ   角川文庫
銀の匙   中 勘介
十五少年漂流記 ヴェルヌ 新湖文庫
李陵 中島敦 新潮文庫

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