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校長室だより
第8号
平成26年5月27日(火)
芸術鑑賞会

 今日は、芸術鑑賞会でした。創立40周年を記念して、市ケ尾高等学校ゆかりの方にご登場をお願いました。

 相模女子大グリーンホールにて、古典芸能「寄席芸能〜一龍斉貞水・立体怪談」を鑑賞しました。

 プログラムは...

   
   
   
   
   
   

1. 落語  三遊亭京楽(市ケ尾高等学校卒業生) 
2. 色物  三増紋之介(曲ごま)
3. 落語  三遊亭小遊三
4. なぞかけグランプリ
5. 立体怪談(講談) 一龍斎貞水(人間国宝)

 会場を揺るがすような大歓声の中、三遊亭京楽師匠が登場しました。軽妙洒脱な語りに生徒は大盛り上がり。心のそこから笑うことができました。

 三増紋之介師匠の曲こまでは、有志の生徒が舞台に上がり、一緒にパフォーマンスをして場内を沸かせました。見事な曲芸にため息が漏れ、音楽に合わせ1200名の生徒の手拍子が鳴り響きます。

 生徒の反応のよさに応えて、長い棒の先端でこまを回しながら場内を一周してくださいました。

 三遊亭小遊三師匠の落語に抱腹絶倒した後は、なぞかけグランプリで生徒の作品が紹介されました。

 市高なぞかけ大賞、優秀賞、面白かったで賞が、三遊亭京楽師匠から発表されました。

 その後、本日のメインである、人間国宝である一龍斎貞水師匠による「立体怪談」です。会場が暗くなり、緞帳があくと舞台の上には、提灯、障子などが不気味な色の照明に照らされています。

 そこへ一龍斎貞水さん登場し、講談の歴史などをユーモア交えてお話してくださり、聞き入っているといつの間にか怪談話が始まります。

 深みのある語り口と迫力のある声柄に、圧倒されながらもどんどん引き込まれました。そして、クライマックスには!!!怪しく揺れる提灯、突如現れた幽霊が客席をさまよい、生徒の悲鳴が場内に響き渡りました。

 怪談の 決まり文句「さて恐ろしき、執念じゃなぁ〜」でお話が終わっても、場内は興奮冷めやらぬ状態でした。

 終演後、楽屋へ伺い、一龍斎貞水師匠にご挨拶をし、市ケ尾高校の先輩、三遊亭京楽師匠にお話を伺いました。

 まず、生徒の聞く態度に、お褒めの言葉を頂きました。きちんとした笑いの間を1200名あまりの生徒全員が心得ていて、盛り上がるところは大いに盛り上がる、聞き入る場面では水を打ったように静まり返る。「観客としての質が極めて高い」とありがたいお言葉でした。

 生徒の、「なぜ、落語家になられたのですか?」の質問にも快く答えてくださいました。市ケ尾高校時代は美術部の副部長で、水墨画が好きだったそうです。大学は違う専門の学部でしたが、水墨画家を志し京都の大学へ入学されてそうです。言葉の発音の違いに興味をもたれ、上方落語を勉強するうちに今の道に進むことになったそうです。現在では、防災落語、環境落語などの新しいジャンルにも挑まれています。

 最近、水墨画の勉強を再開されたそうで、毎年ボストン美術館に水墨画を鑑賞に行かれるそうです。何事にも、興味を持って学ぶことを忘れず、自分の可能性に挑戦なさる姿に、「さすが先輩!」と感心いたしました。


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