HOME>学校案内>校長室だより学校案内
校長挨拶 施設 学校概要 校章・校歌 校長室だより
校長室だより
第3号
平成26年4月8日(火)

入学式 新入生の皆さんへ

 今日、ここに397名の新入生を迎えることができました。

 生徒の皆さん、入学おめでとうございます。

 保護者の皆様、お子様のご入学を心からお祝い申し上げます。

 新入生の皆さんは、なりたい自分になるために、市ヶ尾高校を選んでくれました。

 今日が、その第一歩の日です。

 新しい世界に出会うということは、それだけで魅力的であり、素晴らしいことです。

 そして、その高校生活を、もっと素晴らしいものに育てていくものは、実は皆さん一人ひとりの心の中にあります。

 難しいことではありません。「今」の気持ちを大切にすることです。

 今日は、私の高校時代の恩師、田代三良(たしろさぶろう)先生がお書きになった、「高校生になったら」という本の中から、「自立に向かって」「認め合うということ」「一人ではない」についてお話いたします。

 半世紀近くが経つというのに、少しも色あせない、3年間という高校生活への指針を与えてくれます。

 「自立に向かって」

 高校生の時期は、自分の存在を意識し、人生の意味や生き方について考えを深めていく、人生の中で最もかけがえのない時期です。

 一言でいえば、人間としての自立を目指す時期なのです。

 自立というのは、何事にも自分から積極的に、主体的に立ち向かうということです。

 中学から高校に進んで一番大きな違いを感ずるのは、勉強についてだと思います。

 高校では、授業の内容が豊富で、進度が早いと感じるはずです。

 授業は、先生と生徒が作り上げていくものです。

 主体的に授業に参加するためには、家庭での予習・復習がどうしても必要です。

 知識というものは、自分の中で改めて構築し直し、理解することによって、はじめて自分の本当の「考える力」となります。主体性が必要なのです。

 同じことが、部活動、生徒会、行事などの自主的活動にも言えます。

 学習を離れた面で、友人の人間性に直接に触れること、互いに切磋琢磨することは、人間の成長に大きな影響を与えます。

 自立を目指すということは、勉強においても、部活動などにおいても自分の積極性、主体性を育てるということなのです。

 ところが、勉強も部活も一生懸命やろうとすると必然的に時間という問題に突き当たります。

 市ヶ尾高校は「文武両道」を目指しますが、それは、自分を律して、時間の使い方を考えるということに繋がっています。

 一日をどう過ごすのか、一年をどう過ごすのか、三年をどう過ごすのか。今、自分がなすべきことは何なのか。

 自分なりの「文武両道」をデザインする「考える力」を求めているのです。

 学校生活の内容に合わせて、しっかりした自分の生活リズムをつくることが自立への第一歩です。

「認め合うということ」

 ここにいる397名の皆さんは、迷路のような分岐点を選択しながら、奇跡的に、けれど必然的にここ市ヶ尾高校で出会った仲間です。

 これから皆さんは、活動の目的に応じてクラス、部活、生徒会など様々な仲間の輪を広げていきます。

 大切なのは、一人ひとりが理解しあい、認め合い、尊重しあうということです。

 そのためには、お互いの壁を越えて、深く話し合うことが大切になってきます。

 正しい言葉で自分を表現し、また、相手の言葉に素直に耳を傾けることが大切なのです。

 そして、多様な考え方を受容し、今にふさわしいものを選択していくのです。

 現代のような情報社会では、根拠のない情報に惑わされることなく、真実の情報を見極める判断力が求められています。

 最近は、ラインなどが一般的になっていますが、本当のコミュニケーションとは、目を見て語り合うことです。

 人間は、その存在のかけがえのなさにおいて、みんな平等なのだということを、いつも忘れす、互いに高めあう人間関係を築いていってください。

 「一人ではない」

 皆さんの年代は「人生の中でもっとも著しい成長を遂げる時」であり、「人生の中で最も大きな試練を乗り越えなくてはならない時」なのです。

 いろいろな個性があるように、成長の仕方も人によって異なります。

 「人間として本格的な発達の時期に差し掛かっているということ、そして悩むことは、発達途上にある人間として当然のことだ」ということを改めて心に刻んでください。

 大切なことは、自分だけの思考の迷路に陥らないということです。

 一人で乗り越えられない悩みがあったら、心素直に大人に相談して欲しい。

 皆さんの後ろには、私たちがついています。あなたは、一人ではない。

 保護者の皆様に一言ご挨拶を申し上げます。大切なお子様を本日から市ヶ尾高校でお預かりいたします。教職員一同、心を一つにして全力で指導に当たっていく決意でございます。

 ご家庭では、こらからも、会話と笑いのある「心の庭」として、ご家庭でのご指導をよろしくお願いいたします。

 時には、照れるような会話はいかがでしょうか。

 「信じているよ」「いつも、見守ってくれてありがとう」

 「誇りに思っているよ」「僕も誇りに思っているよ」思いは言葉で伝えてください。

 新入生の今後の成長を楽しみにしています。


HOME  校長室だより目次に戻る